スピーカーのエッジ交換|キョンセーム革

知人よりスピーカー『INFINITY Reference 51mkII』を拝領いたしましたのですが、エッジ部分が経年劣化でボロボロでした。

かっこいい!
ボロ・・
ウーハーも残念😥

調べてみると、こういったウレタンのエッジは数年で劣化してしまうものらしいですね。

修理に出すか、替えのウレタンを取り寄せて交換するか・・と色々検討したのですが、ネットで調べてみますと、キョンの革(キョンセーム)がエッジに向いているという情報があり、また修理方法も細かく説明されておりまして、これは自分でも直せるかも、と思い挑戦しました。

キョンセームの入手

まずはキョンセームの入手です。

株式会社春日さんが良さそうです。

https://www.kasuga-fur.jp/index.php

こちらのは品質がとても良いそうです。

さて、どのサイズを買えば良いのか。

エッジのサイズは実際に測れば良いのですが、互換品として販売しているエッジのサイズを用いることにしました。

http://www.funteq.com/shop/shop1.htm

たまたま検索で見つけたこちらで INFINITY Reference 51mkII を確認しますと、

スコーカー:外径96mm、内径62mm

ウーハー:外径190mm、内径145mm

でした。(本当は実測すべきと思いますが面倒だったので)

とすると・・

これか!

https://www.kasuga-fur.jp/index.php?dispatch=products.view&product_id=268

これ一枚でスコーカーとウーハーを賄うことができるので、2枚買えば良いと。

発送が早かったですね。発注後1、2日で届きました。

その他用意するもの

・セメダイン

エッジとスピーカーを接着するものです。あまりに速乾ですと接着位置がよろしくないまま固まってしまう危険があるので、程々のものが良いようです。これは1時間くらいで仮固まりするくらいなのでちょうど良いと思います。

・粘着剤剥がし

劣化したウレタンを剥がす為のものです。余計なところに塗布しないように、スプレータイプよりハケ塗りの方が良いと思います。これはハケですので使いやすかったです。

・彫刻刀、カッターなど

劣化ウレタンを除去するために、こういったものがあった方が良いでしょう。

エッジの作成

キョンセームから、エッジを作ります。

美しい・・手触り最高

まず型紙を作りましょう。

なんでも良いと思うのですが、私はMIcrosoft Wordで作成しました。Wordは図形の大きさを実寸(mm)で指定できるので便利です。

切り抜きました。

切り抜きに折り目がるのは、円の0時、3時、6時、9時に印をつけておきたかったからです。後で役に立ちます。

型紙を当てて・・
ボールペンでなぞります。少々よれても良いでしょう。先の4方向のところに印をつけておきます。
切り抜きました。普通のハサミでサクサクいけます。

これでエッジは完成です。

エッジ張り替え(スコーカー)

さて、いよいよ張り替えです。

まずはスピーカーの取り外しです。

とれた!
ケーブルは取り外し可能になっていました。

まずはウレタン除去です。

と、その前に・・

エッジのカバーが取れない!

これには閉口しました。ウレタンをスピーカーに接着したすぐ後にエッジカバーを取り付けているのでしょうか。エッジカバーが糊でガチガチに固まっていました。

今回の作業で一番大変な工程でした。(いきなり心折れかかりました)

はず・・れない!全周囲にマイナスドライバーをねじ込み、接着を剥がします。
やっと・・!

さて、ウレタンを剥がします。

たいそう汚れております。
指でざっとこそげ取ります。
粘着剤剥がしを塗布して、マイナスドライバーでこそげ取ります。
こんなもんで良いか・・
コーンの裏側もきれいにすべきなのですが、ここを無理にこそげると破損の恐れがありましたので、あえてそのままとしました。

さて、エッジを貼ります。

まず、表から貼ります。

周囲に接着剤を塗り、貼ります。なるべくぴんと貼った方が良いでしょう。ここで4方向の印が役立ちます。貼り方が歪まないように4方向の印とスピーカーの穴(うまい具合に4方向に穴が空いている)がずれないようにします。

接着剤に粘度が結構あるおかげで、特に何かで押さえる必要もなくぴんと貼れました。

1時間ほど乾燥させて、内側を接着します。

まず、エッジを内側へ落とし込んでいきます。

ここはちょっと心配でした。いざ落とし込む際に、皮が張っているせいで「裏に落ちんぞ!」となりはしないか、という懸念があったのです。

ここはキョンセームの伸縮性にかかっているなと思いました。ゴワゴワの皮だったらダメだったかもしれませんが、キョンセームはかなり伸縮します。感覚としてはストッキングほどではないけれども、それに近い伸縮性があるなあ、と思います。

結果問題はありませんでした。

うん、伸びる!
全体を裏へ落としました。
裏はこんな感じ。コーンとの重なりは5ミリくらいか。

さて、裏に落としたキョンセームと、コーンを接着します。

ここはどうしようかと考えました。

1.表側から接着剤を塗布する

2.裏側から接着剤を塗布する。

裏からだと障害物が色々あり、かなり難しいと思いましたので、表側から攻めることにしました。

マイナスドライバーに接着剤を塗り、エッジとコーンの間に隙間なく塗布していきます。(隙間が空いたら音に影響があるということですので慎重にいきます)

焦るな〜
よし、できた!

できました。あとは乾燥させます。

エッジ張り替え(ウーハー)

同じくウーハーを張り替えます。

スピーカーを取り外します。

スコーカーのときのような苦労はなく、簡単に取り外せました。

ウレタンを除去します。

手だけで結構取れます。
粘着剤剥がしを塗って、彫刻刀で削る。
コーンの裏にウレタンが残っています。
コーンに粘着剤剥がしは塗りたくないので、手でこそげ取るだけにしておきます。
だいぶきれいになりました。

さてエッジを貼ります。

まず表面に貼ります。
乾いたらエッジを裏に落とし込んで・・
スコーカーの時と同じく、コーンの裏とエッジを接着しました。

さて、完成です。

スピーカーを元通りに取り付けます。

スコーカー
ウーハー、ちょっと革の張りが弛んだか?・・
完成です!

できました!

接着剤が乾くまで、1日待ちます。

さて、実際に音楽を再生してみますと・・

なるほど、スカスカしていた低音がパツっとしたというか、張りが出た気がしますね。

ここまで手をかけると、愛着が湧きますねぇ。

振り返って良かったことは、接着剤の選定です。粘度や乾くまでの時間が丁度良かったので非常にやりやすかったですね。

反省点は、ウーハーの革の張りがちょっと甘くなってしまったことです。これはどうすれば良かったのか・・わかりませんが・・

これで音に影響あるかというとわからないし、まあいいかということで。

以上、成功に終わりました。😎

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