【アメリカ旅行記】7日目
計画
・グラウンドゼロ
・ウォール街
・ヤンキースタジアム(ヤンキース vs レイズ)
・Smalls
行動実績
12時起床。
出発。今日はまずグラウンドゼロに行きます。
最寄りのクイーンズボロ・プラザ駅に向います。
クイーンズボロ・プラザ駅はそこそこ店があります。適当にハンバーガー屋で昼食にします。
そういえば、NYは妙にダンキンドーナツが多いです。
ダンキンは30年くらい前、日本に進出してきたことがあります。
当時はよく利用しましたが、結局日本から撤退してしまいました。(現在は在日米軍基地内にだけ店舗があるようです)
ワールド・トレード・センター
さて地下鉄で移動です。
ワールド・トレード・センター・トランスポーテーション・ハブに到着です。
この駅、すごい形状です。
すぐ隣のワン・ワールド・トレード・センタービルにきました。
圧倒的迫力です。
541m。世界一の高さが予定されていましたが、ドバイのビルに抜かれたようです。
さて、、これが崩壊したノースタワーの跡地です。(サウスタワー跡もほぼ同様です)
巨大なプールになっていて、サイドから水が流れ込んできています。さらに中心部に穴があり、そこへ水が流れ込みます。
911は、会社の帰りに東京の「福しん」という定食屋で生姜焼きを食べていた時にテレビで見たのです。夜10時ごろだったと思います。
1機目の突入後でした。このノースタワーです。
テレビ映像を見ている限り、小型のセスナ機のようなものが衝突してしまったんだな、と思いました。
そんな中、サウスタワーに2機目が突入しました。
これは只事ではないと、福しん内部の客にも衝撃と動揺が走りました。
4機が墜落した訳ですが、この夜、まだ数十機の消息不明な旅客機が飛んでいるという報道でした。ということは、さらに墜落する可能性もあると、家に帰って一晩中起きてTVを見ていました。
もしかしたら、日本まで飛んできたら(そんなバカな・・)、どこに落ちるのだろうか・・など考えたりしました。
本当に衝撃的な出来事でした。
いつかその場に来たいと思っていたのです。
黙祷。
9/11 Tribute Museum
近くにあるということで、行ってみました。
公式の追悼施設「ナショナル・セプテンバー11メモリアル&ミュージアム」はグラウンド・ゼロにあるのですが、そこが休館日だったか閉まっていたので、こちらにきました。
遺族の方達などによって設立された民間による追悼施設ということです。
私が訪れたのは2022/6月ですが、この施設は残念ながら2022/8月で閉鎖されてしまったということです。
事件の遺族や現場に駆けつけた消防隊員などによって設立され、2006年にニューヨーク市のロウアー・マンハッタン地区にオープンした(国立9・11記念館・博物館とは別の施設)[198][199]。140を超える国や地域から500万人以上が訪れたが、新型コロナウイルスの世界的大流行で来館者が減少して財政難となり、2022年8月17日に閉鎖され、展示品や記録映像の大半はニューヨーク州博物館に移された
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%90%8C%E6%99%82%E5%A4%9A%E7%99%BA%E3%83%86%E3%83%AD%E4%BA%8B%E4%BB%B6#%E5%8D%9A%E7%89%A9%E9%A4%A8
広島で被爆し、千羽鶴を折りながら白血病と闘った故・佐々木禎子さんの、サダコの折り鶴
ウォール街
近かったので一応回りました。
デルモニコはスルーしてしまいましたが、ステーキを食べれば良かったなと後悔しています。
海岸へ行く
ニューヨーク湾が近いので、歩いて行ってみます。
歩いていたら、スタテン・アイランド・フェリーというフェリー乗り場につきました。
このフェリー、どこに行くのだろうか?いくらするのだろうか?と調べると、なんと無料なのです。
行き先はセントジョージ、帰りも無料です。
予定から外していた自由の女神も拝めるかもしれない。
乗ってみることにしました。
乗りました。いや快適です。
これが無料とは。
ラッキーでした。
ブルックリン橋を歩いて渡る
これからヤンキース戦の観戦予定があるですが、ちょっと時間に余裕ができてしまいましたので、ブルックリン橋を渡りました。
まず地下鉄で橋の入り口最寄りのブルックリン・ブリッジ・シティ・ホール駅へ行きます。
で、歩いて橋を渡ります。
やっとブルックリンにつきました。2キロくらいあったかもしれません。ちょっと疲れました。
ブルックリンって、ちょっと怖いイメージがありましたが、いい雰囲気です。
ヤンキースタジアムへ行く
ヤンキースタジアムという駅があります。向かいます。
流石に凄い人です。密です。
ひたすら並んで、入ります。
野球は正直興味ないのですが、野球場の雰囲気は好きです。
大リーグのそれを味わってみたかったのです。
私の席は4階です。
迫力あります。
感激しましたが・・でも30分で飽きましたね。そもそも真の野球好きではないですから。
Smallsへ行く
まだ行くの?という感じですが、行きます。
野球が終わって、現在10時過ぎ、ちょうどいい時間です。
ヤンキースタジアムからD線で一本、楽です。
隣の席の、ボストンから来たという20代くらいの青年と話しました。
ドラムをやっているというので、セッションに出るの?と聞くと、「いや見るだけなんだ」
どういうドラムが好きなのと聞くと、パパジョー、トニー、エルビン・・などと言っていました。
一番好きなのは誰?と聞くと、「うーん、やっぱりトニーだね!」
彼は、「日本のバンドも好きだよ。カシオペアとか、スクエアとか・・」よく知っているなあ・・と思いました。
セッションの後半で、その彼が叩いていました。叩かないっていってたのに・・!ばかうまでした。
Smallsについては→【アメリカ旅行記】NYジャズセッション、Smalls探訪記録
晩御飯
深夜2時半、いつもの車の屋台、タコス屋です。
怖い店主が「ヤァ」と言ってくれました。顔を覚えられたようです。
今日はブリットはやめて、タコスにしました。タコスもうまいです。
帰宅(トラブル遭遇)
さて帰宅です。3時くらいだったと思います。
Smallsの最寄り、ウェスト4ストリートステーションにつきました。
メトロカードを改札に通そうとしたら、トレッドヘアの男が「俺が通してやるよ」みたいなことを言ってきました。
この手口は知っていました。メトロカードに不慣れな人は改札にうまく通せないのです。角度、スピードにコツがいるのです。なので何回通しても失敗する人がいます。
私も最初は何回か失敗しました。でも、すぐに慣れました。
上手く通せないのはだいたい旅行者なのですが、ここにつけ込んで「俺が代わりに通してあげるよ」という輩が現れます。
輩はカードを通して返すのですが、この時事前に用意している失効したカードを返すのです。つまりすり替えです。
ということがありえるらしい、と事前に調べてわかっていましたので、ああ、これか!と思いました。
完全に無視して改札を抜けようとしました。
ただ、そこで運が悪かったのが、改札を通したら、なんとちょうどカードが残高不足だったのです。
チャージしなくてはなりません。
この券売機の右にメトロカードを差し込んで、左にクレカを挿してチャージするのです。
確か20ドルをチャージしたと思います。
チャージが完了すると、右からメトロカードが排出されます。
と、その時、トレッドヘア男がそのカードを奪ったのです。
まじか?と思いました。私はその男に軽めの体当たりをしました。
返せ、と言いたいところですが英語がわかりません。強めにヘイ!と連呼しました。
今考えると無謀ですが、、私はこの時、かなり機嫌が良くなかったのです。
男は「OK。返すよ」と言ってカードを出してきました。
しかし、これは絶対に失効したカードのはずです。そんな簡単に返すはずがありませんから。
どうしたものかと思いながら、相手を睨みながらずっと体を押し付けて精一杯の威圧をしました。
1分ほどでしょうか。少し冷静になりました。
深夜3時、このNYの荒くれを刺激してもリスクは無限にあれど得はたぶんありません。
下手すれば暴力沙汰です。私なぞあっちから見れば雑魚も雑魚です。
日本人ジャズピアニスト、海野雅威氏の事件が頭をよぎりました。
怒りはあリますが、たかが20ドルです。
諦めて、券売機で新しいカードを買おうとしました。
すると、トレッドヘア男は「このカード使えるよ、ほら、やるよ。そら、一回分通したよ。通りなよ」男は改札にカードを通し、改札を開けたのです。
無視するかどうしようか考えました。
改札が空いているので、大人しくそのカードを受け取って早くその場を離れた方がいいんだろうと思い、その通りにしました。
そのカードは当然ですがExpireでした。
ということがありました。
宿の最寄りについてから、悔しさと怒りが込み上げて、駅のゴミ箱やら壁やらを殴る蹴るしてしまいました。
手からちょっと血が出て、ちょっと足が痛く捻挫のようになってしまって、まずい、これからの日程、どうするんだ。。となりましたが、翌日にはほぼ問題なくなっていました。
NYでは結構ストレスなこともりました。東洋人で英語が良くわからないとなると露骨に馬鹿にされたような態度をとられることがあります。
今時英語の一つも話せないこちらが悪いのですが。
ストレスというか、怒りや悔しさみたいなものが結構ありました。そこでこれです。トレッドヘア男に完全に舐められて、こちらは手も足も出せない。屈辱です。
壁など殴ったのは生まれて初めてです。
ある意味、この出来事は最もNYらしい体験だった気もします。
なんとなく、アメリカに対してなんでもいい、一矢報いたい、一撃喰らわせたい、というような気持が芽生えてきました。
宿に帰って、寝ます。
おやすみなさい。
次回、【アメリカ旅行記】8日目